
Googleやインテル、IBMなどの大企業によるR&D施設や連邦政府による30以上の国立研究所(通信・一次産業・再生可能エネルギー・保健・医療等)などが集積し、米国の「ものづくり」と「最先端技術」を牽引するコロラド州。べンチャーキャピタルからの投資金額も米国中央エリアでは最大で、経済の新たなビジネス拠点として世界各国の大企業から注目を集めています。
FVC Colorado Innovation 2017では、米国最長の歴史を持つエンジェル投資ネットワークで、フューチャーベンチャーキャピタル(以下、FVC)の共同パートナーでもあるROCKIES VENTURE CLUB (以下RVC)から、コロラド州のベンチャー企業の現状や、特徴ある分野の今後の可能性、FVC・RVCによる海外進出・投資支援などについてお話をさせていただきます。
それからRVCが毎年主催している、ベンチャー投資家向けカンファレンス「コロラドキャピタルカンファレンス(Colorado Capital Conference)」(現地:2016年11月17日開催)にFVCがスピーチ・参加をしてくるため、その最新情報についてもレポートします。
アメリカ中央に位置するコロラド州は、米国経済においても重要なビジネス拠点であると共に、起業家やシードアクセラレーター主導で、オープンで協力的なコミュニティが形成されています。起業家、投資家、メンターとのネットワーキングが各エリアで自主的に行われ、起業家(特にシードからアーリー段階)と投資家が結びつきやすい環境となっています。また、シリコンバレーの成熟しすぎたマーケットとは異なり、大規模な投資資金がなくても、シード・アーリーのベンチャーに出会える機会が沢山あります。
イノベーションクラスターとしてのさらなる発展を企図したコロラド州政府は、産官学の連携を促進する組織の運営や補助金等にリスクマネーの供給をしています。特に、航空宇宙、ハイテク製造業、バイオサイエンス、エレクトロニクス、エネルギー・天然資源、技術・情報およびインフラエンジニアリングを今後の重要産業と位置付け、開発段階から事業化までの資金を積極的に投入しています。
大学から起業家や投資家を輩出するための高度教育がなされていることや、州内外から生まれた技術を実用化していくための、多様な支援体制があります。ユニークな点として、投資を求める起業家をエンジェル投資家はどのように評価し判断するのか、その全てを公開する場もあります。起業における成功も失敗も知るアクセラレーターが中心となってエコシステムが形成されているエリアのため、今後米国の中でも最も注目するエリアの1つとなっています。
米国コロラド州を拠点とする米国で最も歴史あるエンジェル投資ネットワークのRockies Venture Club の執行代表。
年間500以上の企業評価(ディールフローの作成等)や投資可能なベンチャーの発掘を実施。デューデリジェンスおよび交渉のためのベストプラクティスを開発。評価、タームシート、シンジケートおよびポートフォリオ戦略のノウハウを活用し、エンジェル投資家教育も実施している。
RVC以外の活動として、シリアルアントレプレナーとして今まで5社を起業。Economics Directorとしてそして国際専門サービス企業のChief Information Officerとして十数年関わっている。また女子高生の起業家プログラム「BizGirls」を非営利活動法人のCEOとしても関わっている。共著:2013年「Venture Capital for Dummies」。
大学や研究機関の技術を、商業化や知的財産の管理、企業との研究協力の橋渡しを行っている。最近では、東京大学TLOをはじめ日米複数の大学の新たな戦略的取り組みやプログラムを設計し、研究技術を具体的に商業化していくまでのプロセスのコンサルや技術の評価を支援している。米国で本格的なエンジェル投資活動をする数少ない日本人。
過去、バイオベンチャーの大学知財獲得、共同研究担当マネージャーやケンタッキー大学の技術移転センターのエグゼクティブ・ディレクター、サウスダコタ州立大学の技術移転部の部長として立ち上げ、CSU Ventures(コロラド州立大学ベンチャーズ)の副社長等を歴任し、知的財産の事業化フィールド、およびハイテクベンチャーの創業支援をサポートしている。
自治体や大学、政府機関から、知財の技術関連として顧問やアドバイザーとして招聘されている。また、著名な学会誌に複数掲載されている研究者でもあり、ユタ大学からの植物発達分子遺伝学で博士号を取得している。
1985年 中央大学卒。(株)リクルートでは、採用関係の営業・企画を約10年間担当した後、産学連携による技術移転のスキームを提案、事業化に向けて始動させる。また米国スタンフォード大学のOTL(Office of Technology Licensing)の創始者である技術移転のニルス・ライマース氏と独占的なコンサルティング契約を交わし、米国の技術移転に関する研究を行う。(株)リクルートにて技術移転を本格事業化した後、2000年に(株)リクルートを退社、(株)先端科学技術インキュベーションセンター(現(株)東京大学TLO)代表取締役社長就任。現在に至る。
15:00-15:05 |
ごあいさつ |
---|---|
15:05-16:10 |
緊急来日講演講演内容:米国のエンジェル投資ネットワークと起業家支援・育成について ゲスト:Rockies Venture Club Executive Director Peter Adams氏 |
16:10-16:40 |
コロラド州における事業展開・投資等のサポートについて
|
16:40-16:55 |
質疑応答 |
17:00-18:20 |
懇親会 |
15:00-15:05 |
ごあいさつ |
---|---|
15:05-16:00 |
緊急来日講演講演内容:米国のエンジェル投資ネットワークと起業家支援・育成について ゲスト:Rockies Venture Club Executive Director Peter Adams氏 |
16:00-16:20 |
コロラド州における事業展開・投資等のサポートについて
|
16:20-17:20 |
日本発の技術を、海外の投資マネーやジョイントベンチャーの設立などで成長させる登壇者:Rockies Venture Club Executive Director Peter Adams氏 |
17:20-17:30 |
質疑応答 |
17:40-18:30 |
懇親会 |
※タイムテーブルは変更の可能性があります。
開催日 |
京都:2016.11.29(火) ※受付14:40〜 東京:2016.12.01(木) ※受付14:40〜 |
---|---|
開催場所 |
京都:第八長谷ビル8階E室 住所:京都市下京区烏丸通り仏光寺下ル大政所町680-1 京都市営地下鉄 四条駅 / 阪急烏丸線 烏丸駅 6番出口徒歩1分 東京: コングレスクエア日本橋 住所:東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル 東京メトロ 日本橋駅 B9出口直結 / JR東京駅 日本橋口から徒歩5分 |
定員 |
京都:25名 (1社2名まで) 東京:60名 (1社2名まで) ※定員に達し次第、募集を締め切らせていただきます。 |
参加費 | 無料 |
対象 |
・米国に既に進出している一方、今後米国の中部エリアに投資・進出に興味のある企業 ・米国の投資インナーサークルに入ることがまだできていない企業や金融機関など ・米国に新たに2年以内に投資・進出に興味のある企業、自治体、政府機関、金融機関、大学など ※学生・起業家・個人の方・同業の投資コンサルタントのご参加はできませんので、ご了承ください。 |
その他 | 当日は通訳者を手配しております。 |
主催 | フューチャーベンチャーキャピタル(株) |
共催 | ロッキーズベンチャークラブ(Rockies Venture Club) |
後援 |
米国コロラド州経済開発国際通商局 (Office of Economic Development and Internatio nal Trade) 米国コロラド州フォート・コリンズ市 (City of Fort Collins) メトロデンバー経済開発株式会社 (Metro Denver Economic Development Corporation) Colorado Innovation Network (COIN) |
京都市営地下鉄 四条駅 / 阪急烏丸線 烏丸駅 6番出口徒歩1分
東京メトロ 日本橋駅 B9出口直結 / JR東京駅 日本橋口から徒歩5分
FVC Colorado Innovation 2017への参加お申し込みは、以下のフォームより承ります。
Copyright © Future Venture Capital Co., Ltd. All Rights Reserved.