FVCの特徴

1.当社自身がベンチャー企業であること

当社は創業者の川分陽二がゼロからスタートし、今も成長し続けるベンチャー企業です。当社自身の成長のため、社員は常に新しい課題に挑み、重要な局面では自らリスクをとっています。

社員はベンチャー企業が成長する上で避けられない課題を「現場」で身を持って体験し、解決策を生み出しています。だからこそ、投資先のベンチャー企業が直面する課題に対しても、適切かつ親身となってアドバイスを提供できるのです。

2.地域への展開

当社は積極的に地域への展開を進めています。
「ベンチャーファンド」の事業モデルを地域に展開するチャレンジは険しいものとなっておりますが、それに代わる仕組みとして「開業率を高める創業ファンド」、「廃業率を下げる事業承継ファンド」、「地域に事業を創造するCSVファンド」の事業モデルを設計し、この展開を進めております。
大企業と連携したハンズオンを行いながら、地域に企業を創り、各地域が抱える課題を解決することで、地域にも100年継続企業を創るべく活動しております。
これまで地域での活動を通じていただいた縁を生かしながら、ともに発展できるよう活動してまいります。

3.アーリーステージの企業への投資

「ベンチャーファンド」の運用において、当社はアーリーステージの企業に積極的に投資しています。
アーリーステージの企業は事業基盤が未だ整っておらず、投資のリスクが大きいことは否めません。しかし、リスクをとらなければ、ベンチャーキャピタル(VC)ファンドに期待される大きなリターンを生み出せません。
また、アーリーステージの企業の多くは信用力が低いため、資金の確保に困難を強いられます。しかし信用力がなくても大きな成長性を秘めている企業に資金提供することこそ、VCに期待されていることではないでしょうか。
アーリーステージの企業への資金提供は、ベンチャー企業、ファンド(投資事業組合)出資者そして社会的にも期待されていることだと考え、積極的に投資を行ってまいります。
なお「創業ファンド」においては、急成長ではなく安定的な成長を目指す、シード段階の企業への資金提供も行っております。

4.高いリードインベスター比率

当社では、投資先企業に経営上のアドバイスや当社が保有するネットワークの提供などの経営支援を行っています。

当社がこのような経営支援を行うためには、経営者との信頼関係を構築すると同時に、他VCよりも経営上の発言権を持つ必要があります。
そのため、投資の際にはリードインベスター(※)として支援できるかどうかを重視しています。

※リードインベスター
ベンチャー企業に投資しているVCの中で、資金面や経営支援の面で中心的な役割を果たすVCの事。

5.ベンチャー企業と大企業との連携による「創発的革新」実現へ向けた取り組み

当社は、ベンチャー企業と大企業がお互いの長所をより発揮し合うことで、素晴らしい発展ができるものと考えています。

ベンチャー企業に飛び抜けたアイディアや技術があっても、それを商品化し世の中に認知してもらうまでには多大な時間と資金が必要です。そこで大企業の経営資源、すなわち資金や販売ルート、開発人員等を利用できれば、成功確率は飛躍的に高まります。

一方で大企業では、企業の成長とともに組織の大きさが妨げとなり、新分野への進出や、新たな事業革新が起こせなくなります。こうした状況を打破するために、ベンチャー企業とアライアンスを組み、共同で事業開発を行うことで、全く新たな発想を取り入れたり、スピード感のある事業展開ができるというメリットが得られます。

当社は、従来からこのことを重視し、投資先であるベンチャー企業側の視点から、大企業へ紹介するという活動を積極的に行ってきました。
最近では、大企業側にも視点を移し、事業展開に資するベンチャー企業の発掘やアライアンスの実現に取り組み始めています。このための一つの形として、コーポレートベンチャーキャピタル (CVC)ファンドへの取り組みを加速させています。

これらの取り組みにより、日本にひとつでも多くの「創発的革新」を実現すべく行動してまいります。

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