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【開催レポート】全国ネットワーキングイベント第3回「 地方創生マッチングイベント」を開催‼ お知らせ

フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(本社:京都市中京区、代表取締役社長:松本 直人、以下「FVC」)は、全国の地域金融機関をパートナーとする「地方創生ファンド」を全国各地で32本運営し、投資先企業は290社を超えています。この全国各地の投資先であるスタートアップと、全国の地域金融機関とをつなぐピッチイベント【第3回 地方創生マッチングイベント】を開催しました。登壇したスタートアップ6社は、参加した金融機関の皆様に向け、地方創生に貢献する各社の事業内容についてプレゼンテーションを行いました。

 

 

 

■開催概要

・開催日時 10月22日(金)15:00~17:00(オンライン)

・登壇スタートアップ企業6社(登壇順)

(1)株式会社笑美面 (大阪)

(2)株式会社GLOBAL D (東京)

(3)レビガータ株式会社 (岩手)

(4)Ekuipp株式会社 (東京)

(5)株式会社Casie (京都)

(6)株式会社HIROTSUバイオサイエンス (東京)

・参加金融機関 15社

 

■登壇企業紹介

~日本最大規模の運営施設情報を活かし、土地有効活用として介護施設開発支援を展開~

介護施設を検討する高齢者やその家族は、施設を利用する必要性が生じてはじめて情報を探すことが多く、情報の取捨選択が難しい。また施設の見学や施設側との調整などアクティブに動きづらいという現状がある。笑美面のマッチングサービスは入居者の声や訪問調査などきめ細やかな質の高い情報を提供し、施設との調整役も担うなど、高い満足度を得ている。日本最大規模となった同サービス、今後は蓄積された介護施設運営会社の定量・定性情報を活かし、土地オーナーの土地有効活用として介護施設開発支援を展開する。介護施設の出店希望情報に対し当該エリアの土地オーナーとマッチングを実施する他、土地条件に合わせた形態の提案、土地オーナー側が運営会社を募集する際に運営力を見極めマッチングを行う。

 

~「独占する権利」である知財を武器に、中小企業の海外進出を後押し!~

日本の企業の99.7%は中小企業である一方で、日本企業による国内特許出願件数は83.9%を大企業が占めている。国内の特許に関しては、中小企業に知財戦略が浸透していない現状が依然としてあるが、いま、日本の中小企業の海外への特許出願が増加し始めている。「日本の中小企業は海外進出に向けて、知的財産を活用し始めており、費用削減を含めた海外知財の専門的なアプローチが要求されている。このような専門家が、日本ではまだ少ない。」と同社代表の舛谷氏は語る。同社は中小企業の視点に立ち、特許だけでなく、意匠・商標を組み合わせ、費用を抑えた活用提案や、国内外の行政による補助金情報の提供を積極的に行う。さらには海外現地の事情を踏まえたサポートをするため、米国・タイ・中国・ベトナムのグループ会社の代表を日本法人の代表である舛谷氏が就任、現地の弁護士・弁理士を採用し、国を跨ぐ法律サービスを1つの事業体として統括している。

 

~受付業務効率化システムで、受付スタッフと患者のストレスを解消!~

これまで、海外法人向けの販売管理システムや交通広告の管理システムなどを手掛けてきた同社がコロナ禍で注力するのは、クリニックの受付業務を効率化するシステム「NAVICAL(ナビカル)」。クリニックの感染症対策、受付スタッフの負担軽減、患者の待機ストレス軽減、経営分析機能という4つの機能を兼ね備えている。予約状況や待機人数を「見える化」することで、診察時間までの密を回避できることはもちろん、予約時に患者にピークシフトを促すことにもつながる。また、患者の来院地域を把握でき経営分析も活用できる。同種のシステムに対し比較的安価に導入でき、電子カルテとの連携などカスタマイズも対応可能だ。

 

~中古工作機械の売買プラットフォームで製造業のキャッシュフローを改善~

中古工作機械・計測機・分析機器のマーケットプレイス「Ekuipp(エクイップ)」は、各地の町工場で遊休資産となっている工作機械を必要とする事業者とつなぐ。修理会社と連携しているため、故障して動かせず処分もできなかった機械や古い型式も値付けすることが可能だ。また重量数トンという工作機械の搬出サービスも対応する。さらには高齢の職人が多い町工場に合わせ対面取引を重視するなど、町工場の実情に沿った対応で実績を伸ばしている。工作機械・測定器・分析機器の市場規模は国内で2兆円規模であるのに対し、中古の市場規模は数百億円程度と言われる。買い手側には、「今すぐ使いたいのに新品は納期が長い。修理されて稼働に問題ないなら安価な中古で十分。」というニーズがあり、売り手を開拓することで潜在的なマーケットの顕在化を狙う。

 

~絵画の定額レンタルサービスでアーティストの経済的自立を支援!~

月額2,200円から絵画をレンタルできる「Casie(カシエ)」。季節や気分の変化に合わせて、自由に絵画の交換ができ、30~40代の女性に人気だ。「国内には約80万人のアーティストがいると言われているが、創作活動1本で生計を立てられているのはわずか7%」と同社代表の藤本氏は語る。絵描きであった父親の姿を見て、アーティストが創作活動だけで生計を立てていくことの難しさを痛感し、「人生の転機で創作活動を止めていくアーティストも作品が目に触れられる機会さえあれば飛躍するチャンスが掴めたのでは」と、定額サービスを立ち上げた。レンタル報酬の35%がアーティストに支払われる。藤本氏は「アートによって共振が生まれれば、心が温かく優しい人が増え、豊かな国になる」と信じ事業拡大を推進している。

 

~尿1滴で精度86%のがん検査 全身のがんリスクを網羅的に検査~

日本人が74歳までにがんに罹患する確は54%と言われ早期発見が重要な一方で、従来のがん検診は種別ごとに検査をする必要があり時間も費用も掛かる。この問題に対し同社は検査システムそのものを変えようと取り組んでいる。同社が開発した「N-NOSE(エヌノーズ)」は犬の1.5倍の嗅覚を持つ線虫の特徴を活かし、検査対象者の尿の匂いで全身網羅的にがんリスクを判別することが可能だ。簡便・低価格・高精度を実現したことで、気軽に一次スクリーニングを行うことができ、その上で、高リスクの人を対象に従来型のがん種検査を実施することで、見落としを防ぐ新たな検査の流れを作り上げる。尿採取後の検査キットを温度管理するため、低温輸送ネットワークを構築、ハイリスクの結果が出た方に対する検査後のフォロー体制も整備し、導入先の拡大を図る。健康経営に取り組む企業での導入なども進んでいる。

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